タウン情報誌「とちぎネットワーク」を知っている?

NCCが1981年から約1年間タウン情報誌を発行していたことをご存知でしょうか?

B5版サイズ、約70ページで表紙はイラストレーターで有名な田頭よしたか氏に依頼し、毎月発行月の風物と名所を織り交ぜたメルヘンティックなイラストを描いていただいた。

まだ私は在籍していなかったが、スタッフは3名で取材・編集・営業をこなして、朝から夜は11時頃まで制作に携わっていた。制作は現在のようなすべてパソコンで作りデータをメールで印刷所へ送付して、はい完了!ではなく、ページレイアウト→原稿作成→編集→写植(文字入力)→版下制作→校正→印刷フィルム作成→印刷といくつもの作業を経て制作されていて、現在とは比べものにならないほど手間がかかり複雑だった。

内容も有名作家のエッセー寄稿や、特集、市町村情報、職場や高校、各種サークルの紹介、映画やスポーツ・イベント・音楽情報など盛りだくさんで、読者プレゼントなど募集企画もあって、画期的な地元雑誌として好評を得たが、そのクライアントや自治体から宣伝物やイベントの依頼が多くなり、1年間で発行を停止した。

しかし、その経験や企画力が今でも生き続け、大田原市の市勢要覧を始め、学校の入学案内・企業の記念誌・数々のポスター・チラシの作成を手がけ、さらには多くのイベント企画運営などに役立っている。

田頭氏のメルヘンイラストが表紙を飾った!

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