新型コロナウイルス対策を考慮したイベント主催者としての考え方

イベント開催制限の段階的緩和の目安が7月10日よりステップ3に緩和され、屋内では収容率50%、屋外は十分な間隔(できれば2m)、人数の上限はいずれも5,000人へと緩和されました。プロ野球等でも人数制限、感染対策を確りと講じた上、有観客の試合が始まったところですね。

 

栃木県HPより新型コロナウイルス感染症に関する情報 http://www.pref.tochigi.lg.jp/c05/kouhou/korona.html

 

栃木県のイベント情勢においても夏(直近で8月初旬)、秋ごろのイベント開催に向け、主催意向のあるクライアント様より新型コロナウイルスの対策等のご質問を頂くことがありますが、主催者側の義務として、会場の入場者情報収集、発熱の有無の確認(発熱者は入場不可)、換気の有無、アルコール等除菌液等の設置等、飲食物の提供状況等、具体的に把握するためにも、正しい知識を習得し、予めガイドラインを確認し、イベント会場、規模等の特性を考慮し、対策がとられているかを判断するためのチェックシートの作成がおすすめです。

また、厚生労働省が発表した新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)を入場者がアプリを導入、起動していることも確認していただくと万が一に新型コロナウイルス感染が発生した場合、感染源特定と自身の濃厚接触確認、周囲への配慮につながります。

栃木県 イベント コロナ COCOA 推奨

 

 

COCOA起動時の画面にある通り、アマビエの横に「知らないうちに、拡めちゃうから。STOP!感染拡大」と表示されており、自分自身が誰かに感染させてしまう可能性がありますので、イベント来場者の義務として、アプリのインストール、入場時は起動しておくことを入口での案内看板の設置を含め、主催者から促していただくことをお願いしています。

報道でもあった通り、6割の普及が前提のアプリのようですが7月13日現在680万件、5.40%とまだまだ普及には至らない実情のようです。一人ひとりの心がけが必要な新型コロナウイルス感染症対策。未導入の方は今からでも遅くはありません。導入した方も周囲の方に導入をお勧めして頂けばと考えます。

新型コロナウイルス対策無しではイベントの開催はできません。ニューノーマルなイベントは来年以降も続きます。

本年度は苦渋の中止判断をされた主催者様も沢山いるでしょう。主催者、来場者、イベントに関わる全ての方にとって安心で安全なイベント開催をできるようフォローいたします。イベント業務管理士の観点からもアドバイスできることは何でもお伝えしてまいります。