金足農業高の優勝も祈願した白河神社
白河の関に先日行って来た。白河の関は鼠ヶ関、勿来関とともに奥州三関の一つに数えられる関所である。しかし関の廃止後、その遺構は長く失われて具体的な位置もわからなくなっていたが、1960年代の発掘調査の結果、土塁や棚木をめぐらした施設を検出し、1966年に「白河関所」として国の史跡に指定された。
その白河の関所に白河藩主松平定信が白河神社を建てた。この白河神社は日本の高校野球で東北6県の高校が未だに全国制覇をしていないことから、毎年東北6県の高校が甲子園に出場のたびに優勝を祈願していた。今年の夏の全国高校野球選手校大会の金足農業高校の活躍は目覚しく「優勝旗が白河の関を越えるか」と期待されたが、健闘虚しく準優勝に終わった。
今年は金足農業高校のブームでテレビなどにも多数紹介された。
白河の関跡の奥に白河神社が鎮座している
国指定史跡の看板。近くには公園もある